低レベル放射性廃棄物最終処分場 [原発事故]

内部被ばく:自家栽培の野菜食べ 福島の男性2人(毎日新聞 2012年08月22日 15時00分)
市場に流通しない自家栽培の野菜を食べた福島県の70代男性2人が、比較的高い1万ベクレル超の放射性物質を取り込む内部被ばくをしていたことが、東京大医科学研究所の調査で分かった。うち1人は約2万ベクレルに達したが、これによる被ばく線量は年0.85ミリシーベルトで、国が設けた食品からの被ばく限度(年1ミリシーベルト)は下回った。調べた坪倉正治医師は「健康被害が出るレベルではないが、自家栽培の野菜などを食べる場合は検査してほしい」と話す。

汚染ごみ焼却灰、4県の国有地に最終処分場(2012年8月21日20時31分 読売新聞)

たいしたことない、たいしたことない、、、

って言ってるでしょう、みんな。

福島原発爆発してもたいしたことなかった、だいじょうぶ、だいじょうぶ、って。

内部被ばくも何もかもシーベルト換算して、安心、安全。

2万ベクレル体内被ばくしても「健康被害は出ない」

これで大丈夫なら、何やっても大丈夫でしょう。

だから、もう原発から出ちゃった低レベル放射性廃棄物も、その辺に埋める。

まだ決定してないようだが、栃木は那須、千葉は富津(マザー牧場の近く)が候補に上がってるらしい。

これも「たいしたことない」って話で済ますのか?

何で福島原発周辺の土地を国が買い上げて最終処分場を作らない?

東京電力がバラまいた放射能のせいで出た放射性廃棄物だろう。

なぜ、汚染を拡散する?

また利権がらみか?

どうせ「たいしたことない」からか?

どう考えたって「ひどい話」でしょう。

だって、そんな国存在しないよ。

あのIAEAの基準でも、セシウム100ベクレル/kgを超えた放射性廃棄物は、低レベル放射性廃棄物処分場に封じ込めなければならないことになっている。

それに、日本の廃棄物処理法では放射性物質は産業廃棄物として認められないから、その辺に埋めるなんてできない。

さらに産業廃棄物なら、発生企業に分別、保管、収集、運搬、処分、全ての責任があるから、東電が処分しなければならない。

それを2011年8月の放射性物質汚染対処特措法で、「事故由来放射性物質で汚染されたもの」を一般廃棄物として認めることにした。

そこでゴミの焼却灰や下水汚泥から出た「事故由来の低レベル放射性廃棄物」は、一般廃棄物として国や自治体が処分することになった。

福島県内の避難地域にある高濃度汚染物は「対策地域内廃棄物」として国が処理する。

そのために福島県内に「中間貯蔵施設」を作ろうとしている。

それ以外の場所の焼却灰や汚泥から出たセシウム8000ベクレル/kgを超えるものは国が「指定廃棄物」として処理する。

だから「国有地」を使って、おそらく汚染度の高い宮城、栃木、茨城、千葉の4県に最終処分場を作る、という話になっている。

東電はもう責任取らなくていい。どういう法律だ。

フランスやドイツでは、低レベル放射性廃棄物処分場は一カ所にまとめられて、鉱山の跡地など、セシウムが水に溶出して外部にでないように、地下水と接触しないように、注意深く保管されているらしい。

それが、もうその辺の山の中の最終処分場に、国際基準の80倍で埋められる。

仮にその焼却灰が7000ベクレル/kgだとしたら?

国際基準の70倍の低レベル放射性廃棄物が、普通に終末処理場に埋められている。

本当に、もう他人事じゃない。

「福島の人は何で声上げないんだ?」なんて言ってるけど、千葉こそ、県知事リコールすべきだろう。

何? 心配するな、全員死ぬ訳じゃない? ガンが増えることは考えられない?

じゃあ東電の敷地に埋めればいいじゃないか。

東京で原発やればいい。

きっと東京から出た8000ベクレル/kg以上の焼却灰、汚泥は、千葉とかに運び込まれるのだろう。

そうやって、誰かに犠牲を押し付けてしか成立しないのが原子力で、

それが原発の「差別問題」だ。

30km圏内強制移住、高濃度汚染地域、ホットスポット、そして最終処分場。

みんな犠牲者だ。

関東の人間だってほぼ全員、土壌汚染で外部被ばくして、汚染食品で内部被ばくしてるだろう。

それを「気にするな、たいしたことない」って。

そんな悠長なこと言ってるから、次から次へともうなし崩しで、汚染拡散やりたい放題じゃないか。

もうやめようよ、その「たいしたことない」っての。

「たいしたことない」って言って、他人にさらに犠牲を強いているんだ。

とんでもないことでしょう、これは。

とんでもない事故なんだよ。

それをまず認識しようよ。

内部被ばく:自家栽培の野菜食べ 福島の男性2人(毎日新聞 2012年08月22日 15時00分)
市場に流通しない自家栽培の野菜を食べた福島県の70代男性2人が、比較的高い1万ベクレル超の放射性物質を取り込む内部被ばくをしていたことが、東京大医科学研究所の調査で分かった。うち1人は約2万ベクレルに達したが、これによる被ばく線量は年0.85ミリシーベルトで、国が設けた食品からの被ばく限度(年1ミリシーベルト)は下回った。調べた坪倉正治医師は「健康被害が出るレベルではないが、自家栽培の野菜などを食べる場合は検査してほしい」と話す。


汚染ごみ焼却灰、4県の国有地に最終処分場(2012年8月21日20時31分 読売新聞)

 東京電力福島第一原発事故後に発生した高濃度の放射性物質に汚染されたごみの焼却灰や汚泥の処分を巡り、環境省は、宮城、栃木、茨城、千葉の4県については県内に1か所ずつ、国有地に最終処分場を設けることを決めた。

 9月末までに候補地を選定、提示する。

 原発事故以降、東北、関東地方のごみ焼却施設や上下水道施設では、放射性セシウムが濃縮された焼却灰や汚泥が大量に発生。1キロ・グラムあたり8000ベクレルを超える廃棄物は国の責任で処分することになっており、9都県で計4万2575トン(8月3日現在)に上る。

 同省は、特に発生量が多く、保管場所の確保が難しい4県では国有地を活用することとした。宮城、栃木、茨城の3県で市町村の担当者を集めた説明会を開くなど、すでに調整に入った。

(2012年8月21日20時31分 読売新聞)


nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 1

な

福島以外にあり得ない。
by な (2012-08-31 02:57) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。