光が見えるだろう? [雑感]

ふと、「光ってのは最初に生命に与えられているんだから、生命そのものに入り込んでいるよな」とゲーテの「目は太陽でできている」みたいなことを考えた。

「そう言えば生き埋めになった瓦礫の中で『光が見えるだろう?』みたいに導かれて生還した人の言葉をどこかで読んだな」と思って、いろいろ検索したけど分からなかった。

それでもどうしても引っかかって、何とか思い出そうとしてたら「被爆者の国連演説か何かじゃなかったか?」と思ってまた検索したら、セーロー節子さんのノーベル平和賞の演説だった。

本当にその声を聞いたかどうかなんてどうでも良くて、一生を変える「言葉」が記憶に刻み込まれることの凄さ。それがずっと人生を貫くことの重々しさ。「光」が命を前へ前へと駆り立てて、そこに追い付こうとして意識がその「力」を捉えた瞬間に凝縮される言葉ってのがあって、それってもう言葉じゃなくて、命の源になるんだよな。繰り返し繰り返し自分が生き抜こうと思う度に背中を押してくれる力として。

私は13歳の時、くすぶるがれきの中に閉じ込められても、頑張り続けました。光に向かって進み続けました。そして生き残りました。いま私たちにとって、核禁止条約が光です。この会場にいる皆さんに、世界中で聞いている皆さんに、広島の倒壊した建物の中で耳にした呼び掛けの言葉を繰り返します。「諦めるな。頑張れ。光が見えるか。それに向かってはっていくんだ」

http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=79180


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